【薬学部】研究室の選び方・決め方

薬学

薬学部の学生は、研究室に所属することになります。

配属先の研究室で卒業論文を執筆し、卒論発表をする方が大半なのではないかと思います。

しかし、研究室という制度を前にした時、どの研究室に入ればいいのか悩む学生の方も多いのではないかと思います。

本記事では、研究室の選び方に悩んだ際、どのような観点から研究室を選べばいいかということを解説したいと思います!

<こんな方におすすめ!>
・薬学部の方
・研究室選びに迷っている方
・「ウェット」「ドライ」という言葉を聞いたことがない方
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実験系or文献系(ウェットorドライ)を決める

薬学部の研究室は大きく分けて2種類あります。

それが実験系の研究室(通称ウェット)もしくは文献系(通称ドライ)の研究室です。

化学反応の実験や、マウスに薬剤を投与するような、いわゆる実験を行うような研究室がウェットの研究室にあたります。

それに対し、文献調査やメタアナリシス等、紙を用いたデータ収集・分析を行う研究室がドライの研究室にあたります。

行きたい研究室をいきなり決められない方は、自分がウェット系もしくはドライ系のどちらにいきたいかというところから考えてみるのはいかがでしょうか。

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自分の興味のあるテーマや分野を探す

一番いいのは、自分が研究したいテーマや分野が定まっていることです。

研究したいテーマや分野がある場合は、それを研究することが出来る研究室を選択しましょう。

しかし、そんなことを言われたって、何を研究したいかなんて決まっていないというのが大半の学生の悩みかと思います。

研究したいテーマや分野がない場合は、まずは自身の通っている大学のHPを見てみるといいと思います。

各大学、研究室紹介のページがあるかと思います。
そこにどのような研究が行われているかのさわりが記載されているかと思います。

その中から興味のあるテーマを探す、というのが研究室選びの一つの手法になるかと思います。

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研究室見学をしてみる

上記2項目により、自分の行きたい研究室についてなんとなくイメージが浮かんだら、実際に研究室見学をしてみるといいと思います。

実際に見学してみることで、研究室の生の雰囲気を感じることが出来る上、どのような研究をしているのか現場の方の声を聞くことが出来ます。

「見学=その研究室に入る」ということが決まるわけではないため、興味があるところがあれば一度見学してみることをおすすめいたします。研究室にいる学生にとっても、自分たちの後輩になるかもしれない方たちには優しく説明をしてくれるはずです。また、何も研究内容を知らない方への説明というのは、研究発表の練習にもなるため、双方にとって理があります。

実際に研究室見学をする際は、事前に知り合いの先輩もしくは研究室の先生にアポイントを取るようにしましょう。

いきなり研究室に訪れても、時間を取ってもらえない場合や、説明側が何も準備をしていない状態での見学となってしまう場合があります。

また、大学生のうちから、そのようなアポ取りの礼儀やお作法というのを身につけることも重要です。

最初は緊張するかと思いますが、思い切って見学してみることをおすすめいたします!

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就活関連

その他、研究室を選ぶ際に注意した方がいいのが就活関連です。

研究室選びは下記点で就活に直結することが多いです。

・将来の希望進路によっては、実験経験の有無が左右する
・コアタイムや各種レポートの〆切が厳しく、就活に時間を割けない場合がある
・教授独自の推薦ルートを持っている場合がある

希望進路

希望進路が確定している場合、それに関連した研究室を選択するのがベストです。

しかし、進路が確定していない状態で研究室を選択しなければならない場合は、慎重に研究室を選ぶ必要があります。

例えば、生化学系の実験をする研究者になりたいにも関わらず、文献系の研究しかしてこなかったという就活生は採用してもらえないかと思います。

そのため、実験系の進路を希望する可能性がある場合は、とりあえずウェットに進む方がベターかと思います。

研究室の厳しさ

研究室の厳しさは、研究室を決める上でかなり重要事項となります。

まず、研究室にはコアタイム(いなければならない時間)が決まっている研究室が多いです。

また、土日にも研究室があったりする場合があります。

研究室のスケジュールが自分によって許容できるものであるのかを確認しましょう。

また、就活に対する研究室の姿勢というのも確認しておいた方がいいかと思います。

就活の時期には、説明会や面接等で研究室の席を外さなければならない場面がどうしても出てきます。

就活に寛容な研究室もあれば、一方で就活時期でも休むことが許さない研究室もあります。

私の研究室では、休んだ分を他の時間(土曜日等)で埋め合わせることで対応が可能でした。
(正直、ただでさえ忙しい中、土曜日に研究室に行くのはかなりしんどかった覚えがあります)

また、他の研究室の友達は、嫌いな言葉が「教授」と「研究室」になるほど忙殺されておりました。

研究室を選ぶ際は、研究室の厳しさという観点からも判断することをおすすめいたします。

推薦ルート

その研究室に在籍している先生の中には、推薦枠を持っている方もいらっしゃり、そのルートで就活することができるケースもあります。

ただし、これに関しては運による部分が多い(推薦があるかは時と場合にもよる)ため、考慮しなくても良い点かとは思います。

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まとめ

研究室を決めかねている方は下記を実践してみましょう。

・自分はウェット系もしくはドライ系どちらにいきたいのか考える。
・自身の大学HPを見て、どのような研究テーマがあるか調べる。
また、研究室のイメージを膨らませる。
・実際に研究室を見学してみる。
・就活を見据えて考える

本記事が研究室選びの参考になりましたら幸いです。

それではまた!

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