「チャレンジャーズ」というボードゲームをご存知でしょうか。
チャレンジャーズは、デッキ構築系のカードゲーム要素のあるボードゲームで、1~8人でプレイすることが出来ます。
デッキ構築系のボードゲームには、ドミニオンがありますが、そちらのゲームよりも手軽に楽しむことが出来るように思います。
チャレンジャーズの基本的なルールは、予選ラウンドを7回行い、そこでの勝ち点上位2名が決勝戦に進み、そこで勝ったプレイヤーが優勝となります。
筆者自身、このボードゲームにはまっており、ボードゲームアリーナ(BGA)での最高位は現状エリートリーグで33位を記録しております。
本記事では、そんなボードゲーム「チャレンジャーズ」の攻略方法やコツについて、筆者自身の考えをまとめていきたいと思います。
チャレンジャーズ
基本戦略
チャレンジャーズの基本戦略はまず大きく分けて下記3種類が挙げられます。
② デッキの方向性を決める
③ 他プレイヤーとの重複を避ける
① 同じ種類のカードを集める
こちらは、チャレンジャーズにおいて、基本でもあり、最も重要でもあると思われます。
ベンチが7種類以上になると、その時点で山札にどれだけカードが残っていても負けになってしまいます。
そのため、後に控えているカードがどれだけ強くても、そのポテンシャルを発揮することが出来ないまま勝負の決着がついてしまいます。
ベンチアウトを避けるためにも、まずは同種類のカードを集めることを心掛けましょう。
② デッキの方向性を決める
なるべく早い段階で、どのようなデッキ構成にするのか、方向性を確定させましょう。
例えば、黄色のカードで固めた遊園地デッキにするのか、オレンジ色のカードで固めた幽霊デッキにするのか、その方向性を固めることで、他のカードとコンボを発生させやすくなります。
引くカードに困ったら、数字の高いレアカードを引くのも1つの手にはなりますが、枚数が少ないため、重なる確率が低くなります。
そんな時にも、同系色のカードを集めること方針としていれば、最悪重ならなくても、他のカードとシナジーを生む可能性が出てきます。
そのためにも、方向性を確定させることで、次に引くカードを決めやすくなるかと思います。
③ 他プレイヤーとの重複を避ける
本ゲームにおいて、特殊なカードやレアカードを除いて、基本的なカードはすべて4枚ずつ存在します。
自分が欲しいカードを相手が持っていた場合、揃う確率は低くなる上、引けたとしても3枚以上重なりにくくなります。それがレアカードであればなおさらです。
バトルフェイズでは、相手が引いたカードを確認し、自分が狙っているカードはまだ山札に残っているのか、自分が今持っているカードは今後重なる可能性はあるのか、ということを意識しながら行うと良いかと思います。
おすすめデッキ
次に、おすすめのデッキを紹介していきたいと思います。
① 遊園地デッキ
黄色の遊園地属性のカードで揃えるデッキです。
遊園地属性のカードは、「預言者」のように、デッキをコントロールすることが出来るカードが豊富に入っております。
そのため、自分の引きたいカードを持ってきやすく、事故が起こりにくいデッキになるため、運の要素を排除しやすいです。
ポイントとしては、遊園地属性のカードは火力不足になりやすいため、第2ラウンドまでに、なるべく売り子を2枚以上揃えたいところです。
② 幽霊デッキ
オレンジ色の幽霊属性のカードで揃えるデッキです。
中でも、「ヴァンパイア」「ネクロマンサー」「ティーンエイジャー」の3枚が揃えば、「ヴァンパイア」が「ネクロマンサー」を復活させ、「ネクロマンサー」が「ティーンエイジャー」を復活させるといった、ゾンビデッキが完成します。
第2ラウンドまでは「スケルトン」を2枚以上、出来れば3枚揃えたいところです。
スケルトンは他カードと異なり8枚存在するため、集めやすいのが良いところです。
幽霊デッキ最大のポイントは第3ラウンド以降のBカードで、「ネクロマンサー」と「ティーンエイジャー」を揃えられるかどうかです。
カードの引き運に頼ることになりますが、「ネクロマンサー」と「ティーンエイジャー」を合わせて4枚は揃えたいところです。
そこにCカードの「ヴァンパイア」が重なれば、かなりの火力を出すことが出来るかと思います。
③ 「1」デッキ
デッキ初期からいる「新入り」が活躍するデッキとなります。
「メイクさん」で「1の攻撃力+2」となり、「ムービースター」で「新入りを2枚まで山札に戻す」ことが出来ます。
第2ラウンドまでに、Aカードで「メイクさん」と「ムービースター」が4枚くらい集まれば、目指す価値があるかと思います。
Bカードでは、攻撃力が同じく1の「幽霊」を狙うのも良し、「ネクロマンサー」で攻撃力が2の「ムービースター」を山札に戻す戦略を取るのも良しかと思います。
Cカードで「ヴァンパイア」を引くことが出来れば、「ヴァンパイア」→「ネクロマンサー」→「ムービースター」→「新入り」の循環デッキを構築することも可能となります。
④ 「2」デッキ
攻撃力「2」を揃えていくデッキとなります。
攻撃力「2」には、「マスコット」「ティーンエイジャー」等、強力になる可能性を秘めたカードが存在したり、売り子やスケルトンと組み合わせたり、他デッキとの組み合わせもしやすかったりします。
欠点としては、2デッキを強化するためには「AI」を揃える必要がありますが、この「AI」はレアカードとなっており、Aカードに3枚しか存在しないため、揃える難易度が高くなっております。
第2ラウンドまでにAIを2枚以上揃えることが出来れば、目指すのも1つの選択肢になるかと思います。
⑤ 除外デッキ
除外パイルに移動することが出来るカードをたくさんデッキに入れ、量で圧倒していくデッキになります。
除外パイルに移動することが出来るカードは下記3種類が挙げられます。
② ソーサラー(青・Bカード)
③ 掃除機(オレンジ・Cカード)
上記を見てわかる通り、除外カードはオレンジに固まって存在するため、使用されないデッキがオレンジの場合は、こちらの構築はかなり厳しくなるため、避けた方が無難かと思います。
序盤に除外カードが固まって出てしまうと、ベンチアウトの事故が発生してしまうため、デッキコントロール系のカードも組み合わせて入れておくと良いかと思います。
また、Cカード最強クラスの「ヴィラン」の弱点である「Aカードを1枚追加する」効果も、除外カードで打消しできるため、「ヴィラン」も組み入れやすいデッキかと思います。
まとめ
ボードゲーム「チャレンジャーズ」の攻略方法やコツについて、私自身の考えをまとめてみました。
上記で挙げたデッキ以外にも、「馬小屋小僧」を主軸にした「馬小屋デッキ」や、「バンド」でシナジーを高めていく「宇宙デッキ」、ファンを集めて2位以内に入ることを狙う「ファンデッキ」等、様々な組み合わせが考えられるかと思います。
自分だけのデッキを構築していくことが楽しいゲームなので、それぞれの戦術を考えてみてはいかがでしょうか。
自分の戦術が上手くハマって、全勝できた際は、とても気持ちが良いかと思います。
本記事が参考になりましたら幸いです。
それではまた!
コメント