最近は様々なモノの値段が上昇し、その割に賃金は上がらず、今後の生活が不安になってくるところでかと思います。
そんな中、世間のみんながどれくらい貯金をしていて、自分の貯金額は他と比べてどうなのか、気になる方も多いのではないでしょうか。
本記事では、「家計の金融行動に関する世論調査(令和3年)」の統計情報を基に、年代別に各世代の平均貯金額・中央値の貯金額について見ていきたいと思います。
平均貯金額(単身世帯)
まずは単身世帯における、各年代の平均貯金額を見ていきましょう。
年代 | 平均貯金額(万円) |
20歳代 | 179 |
30歳代 | 606 |
40歳代 | 818 |
50歳代 | 1,067 |
60歳代 | 1,860 |
70歳代 | 1,786 |
こちらをグラフにすると下記のようになります。
50代以上って1000万円以上も持ってるの!?
平均貯金額を見てみると、50代以上は1000万円以上貯金しているという結果になっております。
また、50歳代から60歳代にかけて大きく増えているのは、退職金が貰えることが影響していると思われます。
ただし、こちらはあくまでも”平均”貯金額となります。
すなわち、富裕層が大金を所有していることによって、平均額を引き上げていることが考えられます。
貯金額の中央値(単身世帯)
次に、貯金額の中央値を見ていきたいと思います。
こちらの値と、先ほどの平均貯金額を比較することによって、富裕層がその平均を引き上げていることがわかるかと思います。
年代 | 中央値(万円) |
20歳代 | 20 |
30歳代 | 56 |
40歳代 | 92 |
50歳代 | 130 |
60歳代 | 460 |
70歳代 | 800 |
こちらをグラフにすると下記のようになります。
さっきより肌感にあった金額になった気がする!
平均貯金額(2人以上世帯)
今度は、2人以上世帯の平均貯金額を見ていきたいと思います。
年代 | 平均貯金額(万円) |
20歳代 | 212 |
30歳代 | 752 |
40歳代 | 916 |
50歳代 | 1,386 |
60歳代 | 2,427 |
70歳代 | 2,209 |
こちらをグラフにすると下記のようになります。
単身世帯と比較すると、当たり前ですが平均貯金額は多くなっております。
ただし、20, 30, 40代では単身世帯とそこまで大きな差はないように思います。
貯金額の中央値(2人以上世帯)
単身世帯の時と同様に、貯金額の中央値も見ていきたいと思います。
年代 | 中央値(万円) |
20歳代 | 63 |
30歳代 | 238 |
40歳代 | 300 |
50歳代 | 400 |
60歳代 | 810 |
70歳代 | 1,000 |
こちらをグラフにすると下記のようになります。
単身世帯と比較した際、中央値はだいぶこちらの方が額が大きいように感じました。
まとめ
各年代の平均貯金額及び貯金額の中央値についてまとめてみました。
平均貯金額はかなり上振れしており、中央値が現実的な肌感にあっている数字のように思いました。
中央値を見ると、若年層ではお金がかかる場面が多数あり、なかなか多くは貯まらない、といったような印象を受けました。
本記事が参考になりましたら幸いです。
それではまた!
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