【SPYD】は言わずと知れた高配当株ETFです。
その高い利回りから、米国株投資家の間でも一定の人気を得ている商品になるかと思います。
しかし、昨年末は配当金の大減配もあり、離れていく投資家の方もいらっしゃったかと思います。
ただし、年間での配当金を昨年と比較すると、2020年が$1.63に対し、2021年は$1.54のため、総額的には大幅に下がったわけではありません。
また、株価も2020年終値が$32.94であったのに対し、2021年終値は$42.05となっており、前年比+27.7%と大幅にその値を上げております。
これらの理由から、2020年から手放さずに持っていた方にとっては、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を享受できているのではないでしょうか。
そして2022年3月、SPYDの配当金はどうなったのでしょうか!?
その気になる結果をお届けしたいと思います。
直近1年間と2022年3月の配当金
決算日 | 1株あたり配当金 |
2022/3/18 | $ 0.65271 |
2021/12/17 | $ 0.127557 |
2021/9/17 | $ 0.386582 |
2021/6/18 | $ 0.398912 |
2021/03/19 | $ 0.636159 |
2022年3月の配当金は「$0.65271」となりました。
こちらは前年3月の配当金と比較し、約2.6%の増配となります。
過去の配当金をグラフにすると下記のようになります。
配当利回り
下記2種類の方法により、配当利回りを算出したいと思います。
② 直近1年間の配当金を合計した額を年間配当金として算出
本記事執筆時点の2022/3/18時点の株価($43.49)を用いて配当利回りを算出してみます。
①の場合
$0.65271×4=$2.61084
$2.61084÷43.49=0.0600…(≒6.0%)
②の場合
$(0.398912+0.386582+0.127557+0.65271)=$1.565761
$1.565761÷43.49=0.0360…(≒3.6%)
このように、計算方法によって配当利回りは大きく変わってしまいます。
私個人としては、②の方法を用いて配当利回りを算出する方法を取った方がいいように思います。
理由としては、過去の傾向を見てわかる通り、配当金の額は月によって大きく異なるからです。
まとめ
昨年12月の配当金は今までと比較して大きく下がったこともあり、SPYDを手放した投資家の方もいらっしゃったのではないでしょうか。
2022年3月の配当は前年と比較して2.6%の増配、過去の配当金と比較しても大きな額であったように思います。
株価も前年と比較した際に上昇しているため、前から保有している方にとってはインカムゲインのみならずキャピタルゲインも享受できているのではないでしょうか。
本記事が参考になりましたら幸いです。
それではまた!
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