コンセントの穴を見た時に、
「なんだか人の顔みたいに見えるなぁ」
と思ったことはありませんか。
実は、この現象には名前が付けられております。
これは「シミュラクラ現象」
と呼ばれており、3つの点が集まった図形を人の顔と認識してしまうことに対して名前が付けられております。
このように、「そんなものにまで名前があるの!?」というような、ありとあらゆる様々な現象に対して名前が付けられております。
今回はそんな現象の中でも、知っていると誰かに自慢したくなるような「かっこいい現象名」にフォーカスして紹介していきたいと思います。
1. ベイカーベイカーパラドクス
ある人物を思い浮かべた際、
「ああ、あの人ね、顔はわかるしどんな人かもわかるんだけど・・・名前が出てこない!」
という経験をしたことはないでしょうか。
この現象は「ベイカーベイカーパラドクス」と呼ばれます。
その人の職業がパン屋であるということは思い出せるのに、
ベイカーという名前が思い出せない、というジョークから生まれたとされています。
2. カクテルパーティー効果
たくさんの人が話している中でも、意識したものや自分に関連した話だけはちゃんと聞き取れる。
このような現象を「カクテルパーティー効果」といいます。
この現象は、1953年に心理学者のコリン・チェリーによって提唱され、パーティーの喧騒の中でも会話相手の声を判別できることからこの名前が付いたとされています。
この効果は言い換えるとすなわち、人間は音を処理して、自身に必要な情報だけを再構築していると考えられているということです。
3. 不気味の谷現象
あるロボットを見た時、人間に似すぎていて、思わず
「うわっ、キモッ」
と思ったことはありませんか。
人間は、ロボットが人間に似始めると好意的な印象を持ちますが、あるポイントに達するとその印象が逆転する、つまり嫌悪感を抱くようになります。
これを「不気味の谷現象」と言います。
4. クロノスタシス
時計を見た時に、
「あれ?いっしゅん時計の針が止まって見えた?」
という経験をしたことがないでしょうか。
これは「クロノスタシス」と呼ばれます。
これは、ギリシア語で時間を表す「Chrono」と持続を意味する「Stasis」を組み合わせた言葉となります。
5. ファントム・バイブレーション・シンドローム
着信がないのにも関わらず、携帯電話が振動したかのように錯覚する現象にも名前があります。
これは「ファントム・バイブレーション・シンドローム」と呼ばれます。
あ、あの子からLINEきた♪
・・・と思ったら気のせいだった。。
まとめ
このように、日常経験する物事には、現象名が付けられていることも多いです。
知っていても役に立たない現象もありますが、知ってるとちょっと自慢できますよね。
それではまた!
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