TOEIC S&Wって聞いたことありますか?
なんとなく聞いたことはある!
SpeakingとWritingってことは、話すのと書くのってこと?
そうです!英語を話すことと書くことのスキルを測るテストです。
そもそも聞くのも読むのも無理なのに!
TOEIC S&Wってなに?
「TOEIC」と一言で言った場合、「TOEIC Listening and Reading」を指す場合が多いかと思います。
しかし、TOEICには「Speaking and Writing」と呼ばれる、英語を話すことと書くことのスキルを測るテストも存在します。(以下、TOEIC SWと略させていただきます)
このTOEIC SW、そもそもの存在を知らない人もかなり存在します。
事実、TOEIC LRとTOEIC SWの2019年度の受験者数は下記となっております。
Listening &Reading Test | Speaking &Writing Tests |
2,205,000人 | 37,800人 |
上記表からも分かる通り、SWの受験者数はLRと比較したとき、2%弱となっております。
年々受験者数は増加しておりますが、LRと比較したときはまだまだマイナーな試験です。
どんな試験?
TOEIC Speaking Testは約20分間で11問を解く試験です。
また、TOEIC Writing Testは約60分間で8問を解く試験です。
受験者はヘッドセットを装着し、パソコン画面の指示に従って音声を吹き込んだり、文章をいれて解答します。
毎月1回開催されており、その受験料は10,450円(税込み)です。
また、Speakingだけは単体で受けることができ、その場合の受験料は6,930円(税込み)です。
LRと比較すると少し高く感じてしまいますが、LRは選択式のため機械的に採点が出来るのに対し、SWの特にSpeakingは機械的に採点が行えないため、人件費が多くかかってしまうのかもしれません。
スコアの目安は?
また、直近に行われた(2021年1月17日)テストでは、Speakingの平均スコアは125.3点、Writingの平均スコアは144.8点となっています。
TOEICのLRを受けたことがある人は、SWのスコア換算表により、スコアを予測することが出来ます。それが下記表になります。
TOEIC SWでは、10点のレンジに多くの人数が存在するため、スコアを10点伸ばすのも大変です。
また、Speakingの平均スコアが125.3点ということは、LRのスコアで言うと640~710点、Writingの平均スコアが144.8点ということは、LRのスコアで言うと730~790点となります。
すなわち、平均点を取るためには、LR700点以下の方にとっては難しい内容であることが言えると思います。
おすすめの参考書
独学で勉強を始めるためには、参考書が必須になると思います。
しかし、SWはLRと比較したとき、そもそもの参考書の種類がかなり少ないです。
そこで、私が実際にSWを受験するにあたり、使用してよかった参考書を紹介したいと思います。
公式問題集
まずはテスト形式を知るために、やはり公式問題集がおすすめとなります。
公式問題集のため、実際の本番の試験度と同等の問題が収録されております。
Unit1には、「トライアルテスト」と題されたテスト1回分が収録されております。
次に、Unit2にはUnit1で使用されたトライアルテストの問題を用いて、各問題形式が詳しく解説されております。
また、各問題形式の開設に続いて、2回分の練習問題が付いているため、練習を行うことが出来ます。
最後に、Unit3には「実践テスト」として、問題が2回分収録されております。
すなわち、この1冊を勉強し終えることで、本番の問題形式に慣れることが出来ます。
TOEICテストスピーキング/ライティング総合対策
初めてSWを受験しようとしている方には、最もおすすめの参考書となります。
Speaking及びWriting両方の内容が盛り込まれており、値段も安いためコスパが良く、SWの勉強を始めようと思っている方にうってつけの参考書となります。
おすすめポイントは下記となります。
参考書自体も公式問題集と比べて薄くて軽いため、持ち運ぶのにも不便しません。
まず勉強を始めるのにはうってつけの1冊だと思います。
まとめ
本記事では、TOEIC SW試験について解説してきました。
LR試験と比べ、難易度は高く受験者も少ないため、最初は手が出しづらいかと思いますが、英語を話す能力及び書く能力というのは、今後のグローバル社会を生きていく上では、なくてはならないスキルであると感じています。
私は上記でおすすめした2冊の参考書をもとに勉強し、Speaking140、Writing170のスコアを持っております。
みなさんもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
それではまた!
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