近年、生成AIの進歩がすさまじいです。
今や、検索をするのにAIを使用するのが当たり前、という人も少なくないのではないかと思います。
また、生成AIは画像を生成することにも長けているため、画像生成にも使用している方もいらっしゃるかと思います。

そんな中でも、上記画像のように、フィギュアがガチャガチャのカプセルの中に入った「カプセルトイ風」の画像をSNSで見たことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
本記事では、そんなカプセルトイ風の画像生成方法についてまとめていきたいと思います。
カプセルトイ風の画像生成方法
①カプセルトイ画像生成のためのプロンプト例
ChatGPTやGeminiなどで、ユーザが入力する指示や質問のことを「プロンプト」と呼びます。
画像生成を行う際、まずはこの「プロンプト」をどのようにするか考える必要があります。

ChatGPTの開始画面で、画像を生成しようとすると、上記のように、色々なテーマの画像生成イメージを出してくれます。
その中に「ガシャポン」があるため、こちらを選択すると、下記のようなプロンプト例を提示してくれます。
ひとつの被写体(人物・ブランドのマスコット・モノなど)をもとに、ガチャポン風のミニチュアカプセルトイを作ってください。
フィギュアはシンプルでトイらしいデフォルメにし、透明なプラスチックカプセルの中にきちんと収まるサイズ感にします。
カプセルの中には、日本のガチャポンらしい紙の台紙を入れ、玩具の名前、小さな商品写真、アイコン風のマーク、素朴な日本語の文字などを配置してください。
カプセルは、実際のガチャポン自販機の取り出し口の中、またはすぐ手前に置かれているように見せます。
素材感はリアルに表現し、つやのあるプラスチックのカプセル、少しマットなフィギュア、薄く折られた紙の台紙が分かるようにしてください。
全体は、iPhone で撮影した写真のような自然な雰囲気で、やさしい光、わずかな手ブレ感、背景の軽いボケ、ちょっとしたリアルなムラやクセを残します。
構図はすっきりとまとめ、被写体は中央に。ごちゃつかない、クリーンな仕上がりにしてください。
要するに、プロンプトの例すら、ChatGPTが出してくれるということです。
このプロンプトをChatGPTやGeminiのNano Bananaに読み込ませることで、画像を生成することが出来ます。
②実際の画像生成例

本ブログのメインキャラクターである「肯定ペンギンちゃん」を基に、ChatGPTとNano Bananaに先ほどのプロンプトを入れてみました。
ChatGPTの画像生成

まずは、ChatGPTで生成した画像です。
クオリティ高く生成できていると思います。
かなりポップで、マスコット感が強くなっております。
なお、台紙に入れる「ペンギンちゃん」の文字は、別途自分で指示しており、その部分も変更することが可能です。
Nano Bananaの画像生成

次に、GeminiのNano Bananaで生成した画像です。
ChatGPTに比べてポップ感はなく、結構リアルな感じで画像が生成されました。
③特徴比較
それぞれのAIでの特徴について、Geminiに聞いてみたところ、下記のような特徴があると回答を得ました。
それぞれのモデルで得意な表現が少し異なるようです。
| 特徴 | Gemini (Nano Banana) | ChatGPT (DALL-E 3) |
| 得意なこと | リアルな質感、高精細な描写 | 複雑な指示への理解力、ポップな色彩 |
| 文字入れ | 非常に得意(ラベルの文字など) | 以前より向上したが、たまに誤字が出る |
| 雰囲気 | フォトリアルで実物に近い | イラスト的で可愛らしい |
確かに、Geminiの方がリアルな質感となっており、ChatGPTの方が可愛らしい印象を受けました。
④画像生成のコツ
画像生成の際、以下のキーワードをプロンプトに盛り込むのがコツとなっております。
先ほどのプロンプトにもそれらが盛り込まれております。
例:カプセルトイ風
②質感
例:プラスチックカプセル、少しマットなフィギュア
③アングル
例:iPhoneで撮影した写真のような自然な雰囲気で、やさしい光
④背景
例:わずかな手ブレ感、背景の軽いボケ、ちょっとしたリアルなムラやクセ
まとめ
カプセルトイ風の画像生成方法についてまとめてみました。
プロンプト次第で、様々な画像を生成することが出来るため、色々試してみてはいかがでしょうか。
本記事が参考になりましたら幸いです。
それではまた!






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